「全期間固定」、「一定期間固定」、「変動」。住宅ローンの金利タイプ3パターン紹介。

住宅ローンの金利タイプ

金利タイプ

 

住宅ローンでは借入れする時の金利として、大きく分けて下記3タイプの中から選択することができます。

 

全期間固定タイプ

 

一定期間固定タイプ

 

変動タイプ

 

それぞれの特徴を簡潔にまとめますと下表のようになります。

 

 

利率

安定性

労力

全期間固定

×

一定期間固定

変動

×

×

 

「全期間固定金利」は安定性が高く労力もかかりませんが、その分利率が高くなります。逆に「変動金利」は利率でいくと一番有利ですが、その分安定性は無く労力がかかります。「一定期間固定」はその中間と言えます。

 

それぞれの金利の特徴の詳細やどんな人に向いているのか?を下記に紹介していきますので、参考にしてみてください。

 


全期間固定金利

 

特徴

 

借り入れした時の金利が継続する。元利均等返済の場合、返済額もずっと固定される。

 

メリット

 

返済額が変わらないので、生活設計の見通しが立てやすい。

 

ローン借り入れ後に金利の動向を気にしたりする労力を使わなくて済む。

 

デメリット

 

同時期の金利は他のタイプと比較して高い。

 

こんな人にオススメ

 

安心最優先の方

 

借り入れ後にローンに労力を使いたくない方

 

 

 

「フラット35」に代表される「全期間固定金利」は最後まで金利は変わらず、元利均等返済を選択すれば毎月同じ額を返済していくタイプになります。

 

景気動向と共に金利は常に変化するものですので、今は低金利が続いていても10年後にどうなっているか?は誰にもわかりません。

 

「全期間固定金利」なら金利は多少高めになりますが、返済終了まで金利が固定されます。そのため、長期ローン借り入れを計画していて安心を手に入れたい方にオススメのプランになります。

 

全期間固定金利 

一定期間固定金利

 

特徴

 

3年、5年、10年などの定められた一定の期間、金利が固定されて変わらない。

 

メリット

 

扱う銀行が多く競争が激しいため、固定金利の割におトクな利率で借り入れができる。

 

デメリット

 

固定期間終了後に再び金利を選択する労力が発生し、その時には金利が上がっている可能性も有。

 

こんな人にオススメ

 

「全期間固定」と「変動」の中間を狙いたい方

 

低金利でローンの最安運用を狙いたいけども、全て「変動」にするのは少し怖い方

 

 

 

「一定期間固定金利」は借り入れ当初の一定期間金利が固定される、「固定金利」と「変動金利」の中間のプランになります。

 

2〜10年程度の固定期間設定が一般的ですが、「住信SBIネット銀行」のように、固定期間が「35年」、とフラット35並に設定できる所もあります。

 

期間終了した後は原則、変動金利に移行しますが、終了した後も再度固定金利を選択できる商品もあります。

 

ただ利子は完全に中間と言うわけではなく、扱う銀行が多いため金利の競争も激しく、固定金利の割にはおトクな利率で借り入れをできる所が多くなっています。

 

そのため、うまく運用すれば最安運用が狙えるタイプでもあります。

 

「通期引き下げ型」と「当初引き下げ型」

 

「一定期間固定金利」の中でも金利設定は2種類のタイプに別れます。

 

「通期引き下げ型」は当初の借り入れ当初の金利引き下げ幅がずっと続くタイプになり、「当初引き下げ型」は借り入れ当初の金利引き下げ幅が大きい代わりに固定金利期間が終了すると、引き下げ幅が小さくなるタイプになります。

 

金利の動向によって結果としてどちらが有利になるか?は変わるのですが、最初にどちらが自分にとっての運用に良さそうか吟味して選択する必要があります。

 

一定期間固定金利 

 

 

変動金利

特徴

 

金利が経済状況等に応じて上がったり下がったりする。

 

金利は基本的に6ヶ月毎に見直される。

 

毎月の返済額は5年毎に変動するものが主流。

 

メリット

 

同時期の金利は他のタイプと比較して最も低い。

 

デメリット

 

低金利のときは有利だが、金利が上昇傾向となると月々の支払い額が上がり、返済が苦しくなる。

 

金利の動向を常に気にしている必要がある。

 

こんな人にオススメ

 

少々リスクを冒しても、ローンの最安運用を狙いたい方。

 

常に景気や金利の動向を気にして動ける方。

 

 

 

「変動金利」は世の中の経済状況や金利の動向によって常に金利が変化するタイプです。

 

常に、といっても毎月見直される訳ではなく、半年毎に金利が見直されるというのが一般的です。金利の上下に伴って返済額も変化しますが、返済額に関しては基本的に5年間は変わらないというルールがあります。

 

返済額が一定期間変わらないというのは金利が上がってもすぐに返済額は上がらない、ということなので一見、借りる方にとっては嬉しいようにも感じられます。

 

しかし、実は返済額が変わらないだけで月々の支払い利子分が増えて元金が減りにくくなり、結果としてローンの完済が遅れます。

 

「変動金利」はルールが複雑で理解するのが難しく、常に金利の動向を気にしている必要があるため労力も使います。

 

どちらかというと経済や金融に詳しい方が最安運用を狙って運用するのに向いているタイプと言えるでしょう。

 

変動金利 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加


関連ページ

住宅ローンの計算方法
住宅ローンの計算方法を図解を交えて紹介!!
基準金利と借入金利
住宅ローンの基準金利と借入金利の違いとは?
フラット35
住宅ローン検討時に一度は考えるフラット35ってどんなもの?仕組み、特徴、技術基準、繰り上げ返済、メリット・デメリットなど1から10まで詳しく紹介します!